テクノロジー犯罪研究所

テクノロジー犯罪研究所(テク犯研究所)です。テクノロジー犯罪、集団ストーカー、エレクトロニック・ハラスメント、電磁波犯罪、思考盗聴について研究しています。 私は、テクノロジー犯罪の被害を受けています。また、 思考盗聴、音声送信等の被害を受けています。加害者は警察と公安警察の一員と思われます。

AV出演を強要される被害が続出? 

 


AV出演を強要される被害が続出? 

■ AVタレント契約の実態

もちろん、自由意思でAV女優になっている人たちもいるかとは思います。

しかし、以下に紹介するのは、私が被害者の女性たちの話からみた、AVタレント契約の実態です。

女の子たちのスカウトは未成年の頃から行われ、親に内緒でタレント事務所と契約を締結することになります。

「タレント契約」「営業委託契約」などと書かれたその契約書をみると、内容はとてもアバウトでアンフェアです。

タレント事務所に所属したタレントは、事務所の指示に従って活動しなければならない、と規定され、無制限にどんな活動でもOKして事務所の指示に従わなければならない内容となっています。タレントに支払われるギャラなどは書かれていません。事務所の指示に従わない場合は違約金を払え、という条項が必ずあり、金額は書かれていません。

ひとたびAVやポルノもOKというところにチェックを入れたら最後、拒絶する権利だとか、取り消す権利を留保する条項は全くありません。

だいたい、契約書はサインさせられるけれど、コピーはもらえないままという被害者も少なくありません。

タレント事務所と契約させられた女の子たちに圧倒的に不利な内容ですが、親に内緒で、未成年の子たちはサインしてしまいます。その後は契約書をたてに事務所から脅かされ、どんなにいやでもAVに出演しないといけないことになるのです。

タレント事務所やプロダクションは、以前はAV女優と雇用契約や、労働者派遣契約を締結していたこともあるようですが、AV出演は、「職業安定法」や「労働者派遣法」上の「公衆道徳上有害な業務」に該当するとされ、募集や派遣行為は処罰の対象となっています。

(裁判例もあります。詳細はこちらの中里見教授の論文に詳しいhttp://ir.lib.fukushima-u.ac.jp/dspace/bitstream/10270/3621/1/2-419.pdf)


だから、今では法の網の目をかいくぐって「タレント契約」「営業委託契約」のようなかたちで、さらに女性達が報酬も得られず、無権利状態で圧倒的に不利な立場で搾取される状況となっているのです。

そして、タレント契約については、雇用契約でないため、タレント事務所・プロダクションに対しては監督官庁もなく、届け出義務もありません。

これまでの経験から言えば、法人登記すらされず、事実上違法営業をし責任を問われると逃げる、というような業者も少なくない、そのようなところに、無知に乗じて若い女性が罠にはまり込み、食い物にされてしまっているわけです。

■「違約金」「親にばらすぞ」と言われ、出演を強要される

こうして契約した女の子たちは、通常20歳になると本格的にAVデビューさせられることになります。

うっかり契約してしまい、「もうやめたい」と思っていても、「違約金払え」「親に言うぞ」等と言われ、そんな大金は支払えないし、親にばれるのだけは嫌なので、泣く泣くAVに出演するしかなくなります。

先日私のところに来た相談について、御本人の承諾を得ましたので、概略をご紹介しましょう(事案を単純化しています)。

若い女性の無知と困窮に乗じてAV出演を強要するような契約は、公序良俗(民法90条)に違反して無効であり、また違約金を支払う正当な根拠もありません。特に未成年の時に親の同意なく取り交わした契約は、法律上取り消すことが出来ます(民法5条)。法律家のサポートを得れば、AV出演から簡単にのがれられるケースはたくさんあります。また場合によってはビデオの回収が出来る場合もあります。

●困っている方は、泣く泣く出演させられてしまう前に、嫌なものは嫌とはっきり断ること、家族などに相談する、家族に相談しにくくても支援団体や公的機関、この問題を取り扱う弁護士に是非相談してほしいと思います。

相談を受け付けている支援団体の例はたとえばこちらです。

http://paps-jp.org/aboutus/coerce/

http://worldhumanrights.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/av-01de.html

https://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/a7e26db04159c8315e339fa023b6ea5c